本日、神戸校では「肩関節の関節運動学的徒手アプローチ」と「顎関節症について」のテーマで実技実習が行われました。生徒たちは高いモチベーションを示し、講師の徳山先生もその熱意に応え、充実した講義を展開しました。
1. 肩関節の関節運動学的徒手アプローチ
まずは肩関節に焦点を当てた実習です。いくつかの具体的なアプローチに分かれ、解剖学的理解を深めながら実技を実践しました。
① 肩峰下インピンジメント
上腕骨頭の上方変位が関与する肩峰下インピンジメントに対しては、アジャストメントや周辺組織のリリースを行い、可動域の改善を目指しました。
② インターナルインピンジメント
次に、上腕骨頭の前方変位に対してアジャストメントを施し、痛みを軽減しながら関節の離脱を促しました。
③ 鎖骨の運動機能障害
鎖骨の後方回旋制限についても解説し、適切な技術を用いてその機能を回復させる方法を実践しました。
④ 肩甲骨上方回旋制限
肩甲骨の上方回旋制限については、肩甲下筋下部繊維の作用を利用したアジャストメントに取り組みました。この手法が肩甲骨の動きに与える影響を実感することで、解剖学的知識の重要性を再確認しました。
⑤ 五十肩に対する関節包アプローチ
最後に、五十肩に対する関節包アプローチを学び、患者の状態に応じたアプローチの選択と実施方法について活発な意見交換が行われました。
2. 顎関節症について
続いて、顎関節症の病態に関する理解を深めました。生徒たちは、顎関節のメカニズムや関連する問題についての議論を通じて知識を広げました。
① 病態理解
まずは、顎関節症の病態を正しく理解することが重要です。生徒たちは、さまざまな症例を通じて具体的な症状やメカニズムを学びました。
② 関節円板前方変位に対するアジャストメント
関節円板の前方変位に対しては、適切なアジャストメントを行うことで、患者の症状を軽減する方法を探求しました。
③ 顎関節前方変位に対するアジャストメント
最後に、顎関節の前方変位へのアプローチについても実技を通じて学びました。正しい技術が患者への効果に直結することを実感し、生徒たちの理解は深まりました。
本実習を通じて、神戸校の学生たちは、各テーマについて深い理解と実践的な技術を習得することができました。これからも熱心に学び続け、専門家として成長していく姿が楽しみです。