【名古屋校】上部頸椎&仙腸関節の実技実習

本日は名古屋校にて実技実習がありました。今回は仙腸関節と上部頸椎のテクニックを中心に練習を実施しました。

仙腸関節は仙骨と腸骨によって形成される関節です。仙腸関節の機能異常は、腰痛や下肢の痺れなどの原因となります。特に腰痛では、必ず原因構造の1つとなっています。それだけに、この関節を治療できるようになると、大概の腰痛は改善できるようになります。

しかし、可動域がとても狭い関節なので、仙腸関節の治療は繊細さが要求され、難しい関節です。おそらく、多くの治療家が仙腸関節の治療に苦労していることと思います。

一方、上部頸椎(C1-C3)は、頭痛(後頭部)や後頭下痛の原因となります。特に第一頸椎は大きな回旋可動域を持っているため、回旋方向に変位してしまうことが多いです。

上部頸椎のマニピュレーションで注意しなければならないのは、椎骨動脈への影響です。強いスラストにより、椎骨動脈にダメージを与えてしまうことがあるからです。

軽度のダメージであれば、頭痛や吐き気などの症状ですみますが、場合によっては取返しのつかないこともあります。特に既往症がある場合(動脈硬化など)、そのリスクが大きくなります。

以上のことを解説した後、実演を行い、後はペアになって練習してもらいました。

いつもながら、参加者の皆さんはとても熱心に練習していました。場がポジティブなエネルギーに満ち、とてもよい雰囲気でした。

来週は神経マニピュレーションの実技実習です。

 

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