コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは、「ストレスや不安、苦しみを感じない心理的・物理的な領域」のことです。コンフォートゾーンにいる時、私たちは自分の能力を最大限に発揮することができます。
仏教における苦の定義は、「思い通りにいかないこと」、つまり「コントロール不能な状態」のことです。コンフォートゾーンはその対極にあると言えます。
カイロプラクターにとって、コンフォートゾーンで治療をすることは、とても大切なことです。先述したように、この領域ではもっともパフォーマンスが発揮できるからです。
しかし、物事には良い面があれば悪い面もあります。
コンフォートゾーンの悪い面
コンフォートゾーンは心身ともに快適なのですが、全てのことがルーティン化しているため、新たな体験や経験がありません。快適すぎるために、新たな挑戦を躊躇するようになります。
本当はやりたいことがあっても、コンフォートゾーンを壊したくないが故に、それをあきらめてしまうのです。自らの意思で自分の自由を奪っているのです。
人間が成長するために必要なことは、新たな経験です。それが全てと言っても過言ではありません。まさに、

カイロプラクターとしての成長
カイロプラクターとしての成長も同様です。
日々、患者の治療をこなしていくことは、カイロプラクターとしての成長にとって大切なことです。しかし、そこだけに留まっていては、早々に限界が来ることでしょう。
カイロプラクターとしてできることは、日々の治療以外にもたくさんあります。
長年カイロプラクティックに携わっていれば、きっと他に何かやりたいこと、挑戦したいことが出てくることでしょう。もし、そうでなければ、それはそれで問題です。
徒手療法大学の取り組み
徒手療法大学では、生徒の皆さんを対象に海外(ミャンマー)での臨床実習と解剖実習を提供しています。
ミャンマーでの臨床実習では、当然ながら患者は100%ミャンマー人です。日本では診たことがないようなケースに面食らうかもしれません。しかし、そのような経験が将来カイロプラクターとしての人生に大きな影響を及ぼします。
このように、日々の治療以外にも成長のための方法はたくさんあります。コンフォートゾーンから抜け出し、積極的に経験を受け入れることで、より充実したカイロプラクティックライフを送ることができるはずです。
あなた自身のキャリアをどのように成長させていくか、ぜひ考えてみてください。