常に最善を尽くす

「my best」と「the best」の違いをご存じでしょうか?

「my best」は個人の最善に焦点を当てているのに対し、「the best」は比較によって客観的に最良とされるものを指しています。

別の言い方をすると、「my best」は自分自身のベスト、「the best」は他者との比較の中でのベストのことになります。

それでは、前者と後者はどちらがコントロール可能だと思いますか?もちろん、前者のmy bestです。従って、私たちはmy bestを目標にしなければなりません

my bestは、一瞬一瞬のプロセスの中で意識されるものであり、the bestは結果として生じるものです。従って、the bestを意識し過ぎると強いストレスを感じることでしょう。まったく楽しくないですね。

患者を欺く行為

もちろん、カイロプラクターもmy bestを意識すべきです。患者の治療中、手・指の感触に全ての意識を集中させ、カイロプラクターとしての能力を100%引き出せるようにします。

治療中、気が逸れたら、すぐに指の感触に意識を戻します。そうやって、気づきを保ちながら治療ができれば、十分my bestを尽くしていると言えるでしょう。気が逸れることは、多かれ少なかれ誰でもあります。

治療の結果が思わしくなくても、そこに落胆する必要はありません。ただし、治療中my bestを尽くしていなかったとしたら、たとえ結果が良好であっても、大いに反省するべきです。

my bestを尽くしていなかったとしたら、それは患者を欺く行為であると同時に自らをも欺いています。そのようなスタンスで治療を続けても、百害あって一利なしです。

そもそも、それではカイロプラクティックを楽しんでいないに違いありません。単なる生活の糧を得る手段とくらいにしか考えていないかもしれません。

my bestからthe bestへと至る道

しかし、カイロプラクティックという職業を、本当に楽しみ、自身の成長や満足感につなげるためには、my bestを追求する姿勢が不可欠です。

日々の治療において、患者との関係性を深め、彼らの健康改善に貢献できる喜びを感じることが、何よりも充実感をもたらします。

さらに、この精神を持ち続けることで、自然とスキルや知識の向上につながり、それが将来的にthe bestとして評価される結果を生む可能性を高めるのです。

自分自身の成長が、患者により良いサービスを提供することにつながり、結果として充実したカイロプラクター人生を築くことができるでしょう。

カイロプラクティックを受診する患者さんと、私たちカイロプラクターの役割

 

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