こんにちは、皆さん!昨日、徒手療法大学の神戸校で行われた実技講習についてご報告します。今回の講習では、関節運動学的テクニック(AKT)を中心に、胸椎および肋骨に対する徒手的アプローチを学びました。
実技講習の内容
講習では、胸椎や肋骨におけるサブラクセーションや関節運動傷害に対する具体的なテクニックに触れました。体のメカニズムを深く理解することで、より効果的な治療が可能になることを実感しました。
今回の実技講習では、胸椎に関連する以下の4つの異常な動きについて、具体的なマニピュレーション技法を学びました。
- 胸椎の過剰後弯曲:
- 胸椎が過度に後方に折れ曲がる状態で、これが進行すると姿勢の崩れを引き起こし、呼吸機能や神経に影響を与えることがあります。マニピュレーションを用いることで、胸椎の正常なアライメントに戻し、呼吸の改善や背部の痛みを軽減する効果が期待できます。
- 側屈変位:
- 胸椎が左右に傾くことにより、一側の筋肉が過度に緊張することがあります。これにより、肩の位置の不均衡や首の痛みを引き起こすことがあるため、正しい側屈のアライメントに戻す技術を学ぶことが重要です。
- 回旋変位:
- 胸椎が回旋することで、胸部や上肢への負担が増し、動作に制限を感じることがあります。正しい回旋の動きを促進するマニピュレーションを行うことで、機能を回復させることができます。
- 肋骨の内旋変位:
- 肋骨が内側に回転することによって、胸郭の形状や機能が損なわれることがあります。肋骨の動きを正常化することで、呼吸や運動時の痛みを軽減することが可能です。
病態理解
講習では、これらの関節運動異常が引き起こす症状や、その背景にある病態についても深く考察しました。
- 不良姿勢(特に頭部前突位):
- 頭部が前方に突き出る姿勢は、肩や背中の筋肉に過度な緊張をもたらしやすく、これが慢性的な痛みや疲労感を引き起こす原因になることがあります。この姿勢を改善するためには、胸椎および肋骨の正常なアラインメントが不可欠です。
- 上位交差性症候群:
- 肩や頭部の筋肉の不均衡が生じ、疼痛や肩こり、さらには頭痛の原因となります。この症状を理解することで、適切な徒手的アプローチやリハビリテーション方法を考えることが重要です。
- 背部痛(ぎっくり背中):
- 急性の背部痛は、多くの場合、胸椎や肋骨の動きに起因していることが多いため、正しいマニピュレーションを施すことで痛みの軽減を図ることができます。
- 頚部〜肩関節、上肢への関連症状:
- 胸椎や肋骨の異常が頚部や肩の運動機能にも影響を与えることがあり、上肢の痛みやしびれに繋がることがあります。このような関連性を理解することで、包括的な治療が行えるようになります。
これらの内容を通じて、徒手的アプローチの重要性をさらに深く理解し、実践する際の自信を高めることができました。徒手療法大学では、このような理論的な知識と実技を融合させた教育が行われており、将来の治療家として必要なスキルを身につけることができます。
このような内容を学びながら、徒手療法の奥深さや、その治療がもたらす可能性について感じることができました。
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