履修科目

本学のカリキュラムは座学とテクニックの二部構成となっています。

座学ではファミリードクターとしての役割も担えるように、医学全般についての勉強をしていきます。

 

座学では主に基礎医学を学びます(下記参照)。全てオンライン講義となります。よって、遠方の方でも、また昼間仕事をされている方でも勉強を進めることができます。

座学は一科目につき10時間から15時間になります。

テクニックは月1回の対面授業になります(テクニックの授業は月1回のペースで開催していきます)。

座学と実技を全て履修して全過程が修了となります。

修業年限は3年です。

座学

解剖学(筋骨格系)

神経解剖学

解剖生理学

関節運動学

鑑別診断学

免疫学

ケーススタディ

病理学

スポーツ医学

画像診断学

整形外科検査学

医療英語

カイロプラクティック哲学

以下は座学の講義動画の一部です。

 

テクニック

必須科目

パルペーション(触診)

以下の4つの構造についてパルペーションを行っていきます。

いずれも実践(治療)において重要な構造です。

  1. 筋肉(腱・靭帯)
  2. 関節
  3. 神経
  4. 内臓

触診技術の差が、そのまま治療効果に反映すると言っても過言ではありません。

触診によって得られる情報により、症状の状態や原因を特定していくことができるからです。

パルペーションは、以下のテクニックの実技の際にその都度勉強していきます。

ディバーシファイドテクニック

カイロプラクティックのテクニックを「ディバーシファイドテクニック」といいます。

カイロプラクティックでは様々なテクニックがありますが、徒手療法大学では臨床時にもっとも使用するディバーシファイドテクニックを丁寧に指導していきます。

筋膜リリーステクニック(45時間)

筋肉、腱、靱帯は筋膜によって覆われています。筋膜の硬縮や癒着は痛みの原因になりますが、筋膜リリーステクニックにより癒着を除去することで症状の改善を目指します。

AKT(Arthro-Kinesiological Technique)(60時間)

本校オリジナルのテクニックです。全ての関節の可動域制限や動作痛の改善に有効です。

神経リリーステクニック(60時間)

神経は筋肉の間や靭帯の下(トンネル構造)において圧迫(絞扼)されることがあります。神経の圧迫により手足の痺れやこわばり感などの自覚症状が現れますが、神経リリーステクニックにより、それらの症状の改善が期待できます。

選択科目

内臓マニピュレーション

神経や関節への直接的なアプローチでなかなか改善してくれないケースの多くは、もしかしたらそれに関連する内臓に原因があるのかもしれません。

また内臓と自律神経系とは密接な関係があります。従って、不眠や血行障害、浮腫みなどの症状改善にも有効な場合があります。

内臓へのアプローチができるようになると、神経筋骨格系に加え内臓という新たな視点を得ることができます。従って、一つの症状をより多角的・俯瞰的にとらえることができるようになります。

注:内臓マニピュレーションは必須科目ではありません。履修には別途受講料がかかります。

テクニックの講義中

 

実習

解剖実習(米国)

臨床実習(ヤンゴン、ミャンマー)