チャーリーマンガーという人物をご存じでしょうか。
彼は元々弁護士でしたが、投資の神様ウォーレンバフェットから「今すぐ弁護士を辞めて一緒にビジネスを始めよう」と誘われ、その後バフェットの重要なビジネスパートナーとして活躍しました。
チャーリー・マンガーまたはチャールズ・トーマス・マンガー(Charles Thomas Munger、 1924年1月1日 – 2023年11月28日[1])は、ウォーレン・バフェットが会長を務める投資持株会社バークシャー・ハサウェイの副会長。投資家。
マンガ―は仕事で成功するのための3つの基本的なルールを提唱しています。これらのルールは、彼自身の経験に基づいており、カイロプラクターにも大いに当てはまるルールです。
本記事では彼の3つのルールから、カイロプラクターとして学ぶべきことについて解説していきます。
チャーリーマンガーの3つのルールとは以下の通りです。
- 自分が買いたいと思わないものは売らない
- 尊敬できない人の元では働かない
- 楽しさを感じることに打ち込む
自分が買いたいと思わないものは売らない
これはビジネスをする上でとても重要な倫理観について強調しています。自分が欲しいと思うもの以外、他人に売ってはならないということです。
これは至極当たり前のことなのですが、現実にはこれを無視したビジネスが横行しています。おそらく、営業職の人は覚えがあるのではないでしょうか。たとえ、自分が売りたくない商品であっても会社の命令に背くわけにはいきません。
「自分が買いたいと思わないものは売らない」ことで、何が得られると思いますか?それは、顧客の信頼です。もちろん、これはカイロプラクターにも当てはまります。
あなたは、自分が患者だったとして、あなた自身(カイロプラクター)の治療を受けたいと思いますか?もし、そうでないなら、カイロプラクターとして何かが欠けています。
また、カイロプラクティックの講師をする際にも同じことが当てはまります。もしあなたがカイロプラクティック学校の学生だった時に、自分自身から教わりたいと思える講師であるかどうかを考えてみてください。
自分が学びたいと思えるカイロプラクティックを教えることができれば、学生にとっても価値のある講義となり、より良い学びの場を提供できていることになります。
尊敬できない人の元では働かないこと
働く環境はとても重要です。尊敬できる人の元で働くことで、仕事のパフォーマンス、そしてモチベーションは格段に上がります。
カイロプラクターの中にも共同で治療院を運営しているケースもあります。そのビジネスパートナーが尊敬できない人物であったら、カイロプラクターとしての能力は十分に発揮されない可能性があります。
また、そのような環境は場(治療院)の空気も悪くなるため、人(患者)が集まりにくくなることでしょう。
楽しさを感じることに打ち込むこと
20代で仕事を始めてから退職するまで(会社員であれば)40年以上あります。人生の大半の時間を仕事に費やすことになるのです。もし、仕事が楽しくなければ、その人の人生の大半はつまらないものになってしまいます。
楽しく仕事をすることは、その領域で成果を上げるための絶対必要条件です。
カイロプラクティックを楽しむことができないのなら、即刻辞めるべきです。時間(人生)の無駄遣いですし、カイロプラクティックを楽しんでいないカイロプラクターに治療を受ける患者にも失礼です。
チャーリー・マンガーの3つのルールは、カイロプラクターとしての成功に直結しています。自分が本当に信じ欲しいと思う治療法を患者に提供することで、顧客の信頼を得ることができます。
また、尊敬できる人と共に働くことは、治療院の雰囲気を向上させ、個人のパフォーマンスとモチベーションを高める要因となります。
最後に、カイロプラクティックに楽しさを見出すことは、この職業を長く続ける上で重要であり、患者に対してもより質の高い治療を提供する原動力となります。
これらの原則に従うことで、カイロプラクターとしての人生と仕事の質を向上させることができるでしょう。