数あるカイロプラクティック学校の中から、自分に最適な学校を選ぶためには、以下に示すいくつかの重要な要素を考慮する必要があります。
カリキュラムと学習内容
カリキュラムが解剖学、生理学、運動学、病理学といった基礎医学をしっかりと網羅しているかを確認しましょう 。これらの基礎知識は、安全かつ効果的な施術を行う上で不可欠です。
また、カイロプラクティックの原理、理論、そしてアジャストメントテクニック(矯正技術)を深く学べるかどうかも重要です 。
診断方法や患者管理についてもカリキュラムに含まれていることが望ましいです 。充実した学科とカリキュラムを提供している学校を選ぶことが、将来のカイロプラクターとしての基盤を築く上で非常に大切です 。
講師陣とカイロプラクターとしての経験
経験豊富で資格のある講師から学ぶことは、質の高いカイロプラクティック教育を受ける上で非常に重要です 。現役のカイロプラクターが指導にあたっているか、関連する資格や所属団体を持っているかなどを確認しましょう(例:Doctor of Chiropractic – DC)。
様々なカイロプラクティックのテクニックやアプローチに精通した講師がいるかも確認したいポイントです。
しかし、現実的にはそのような情報は入学してからわかることが多いです。講師によるカイロプラクティック治療を受けてみたり、授業の見学をするなど、実体験を通して判断することが望ましいでしょう。
また、講師らのカイロプラクティックに対する思い(情熱)もしっかり見極めてください。彼らのSNSやホームページなどを入念にチェックし、カイロプラクティックに対してどのように向き合っているのかを確認してください。
徒手療法大学の講師の1人は、米国カリフォルニア州の州ライセンスを所持しているドクターオブカイロプラクティックです。
”投資の神様”ウォーレンバフェットの金言
投資の世界で有名なウォーレンバフェットは、「人生において出会う教師というのは、信じられないほど大きな影響を与える」と言っています。
彼が言うように、出会う教師や人間によってその人の人生が大きく左右される可能性は大きいです。
カイロプラクティック学校の講師も同様です。誰からカイロプラクティックを学ぶかによって、その人のカイロプラクターとしての人生は大きく影響を受けるのです。

実践的なトレーニングと臨床機会
カイロプラクティックの技術を習得するためには、座学だけでなく、実践的なトレーニングと臨床経験が不可欠です 。
そのカイロプラクティック学校に臨床実習のプログラムが用意されているかを確認しましょう。
豊富な臨床経験を積むことができるカイロプラクティック学校を選ぶことは、自信を持って現場に出るための大きなアドバンテージとなります。
徒手療法大学での臨床実習
徒手療法大学では、年に2回ミャンマーにて臨床実習を実施しています。現地のNGO団体協力の元、病院にてカイロプラクティックのボランティア治療を行っています。また、解剖実習は海外の国立大学医学部の協力のもと、年1回実施しています。

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立地とスケジュール
学校の立地と、提供されているスケジュールの柔軟性も重要な考慮事項です。自宅や職場から通いやすい場所にあるか、フルタイム、パートタイム、夜間、週末など、自分のライフスタイルに合った受講スケジュールが選択できるかを確認しましょう 。
仕事と両立しながら学びたい方にとって、夜間や週末にコースを提供している学校は魅力的な選択肢となります。
徒手療法大学では、座学にディスタンスラーニングを活用しています。Moodleというディスタンスラーニング用に開発されたアプリケーションを使って、自宅にて快適に学習が可能です。ただし、月に1回実施しいている実技実習は、対面での授業になります(名古屋校、神戸校、札幌校にて実施)。
このようなハイブリッドシステムにより、遠方からでも、また働きながらでもカイロプラクティックを学ぶことが可能となっています。
学費
プログラムの総費用(授業料、教材費、その他諸費用)を確認しましょう 。学費は学校やプログラムの期間によって大きく異なります。
例えば、1年間のプログラムで約100万円以上かかるカイロプラクティック学校が主流です。
短期のカイロプラクティックセミナーでは、比較的安価に受講できますが、このような付け焼き刃では到底カイロプラクターとしての実力を養うことは不可能です。当然ながらまったく推奨しません。
徒手療法大学では、ハイブリッド教育システムを採用することで、授業料を安価に抑えることに成功しています。
キャリアサポート
卒業後の開業支援の体制が整っているかも確認しましょう 。開業に関するコンサルティング、卒業生ネットワークの提供など、カイロプラクターとしてのキャリア形成をサポートしてくれるカイロプラクティック学校を選ぶことは、将来の成功に繋がります。
開業ノウハウを丁寧に指導してくれるカイロプラクティック学校を選びましょう 。卒業後もセミナーを開催し、技術向上をサポートしてくれる学校もあります。
徒手療法大学では、在学中に各生徒にホームページを作ってもらっています。サーバー契約、独自ドメイン取得、ホームページのファイルアップロードなど、当校の講師によるサポート体制も整っています。
在学中から自身のホームページを充実させることで高いSEO効果が期待できます。さらに、ブログやインスタグラムなどでカイロプラクティック関連の情報発信(アウトプット)することは、カイロプラクティックへの理解を深める良い勉強にもなっています。
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カリキュラムと学習内容:
- 解剖学、生理学、運動学、病理学などの基礎医学を網羅
- カイロプラクティックの原理・理論・アジャストメント技術を深く学べる
- 診断方法・患者管理も含まれることが望ましい
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講師陣と経験:
- 現役カイロプラクターや資格保持者から学ぶ
- 講師の情熱や専門性、関連資格や団体所属を確認
- 補足:授業見学や体験も有効
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実践的トレーニングと臨床経験:
- 臨床実習プログラムの有無
- 臨床経験豊富な環境が望ましい
- 例:ミャンマーの臨床実習やボランティア
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立地とスケジュール:
- 通いやすい場所に位置
- 自身のライフスタイルに合った時間帯(フルタイム、パートタイム、夜間、週末)
- ハイブリッド学習(遠隔+対面)の採用
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学費:
- 約100万円以上の費用が一般的
- 短期セミナーは安価だが質が低い
- 徒手療法大学はコスト抑制の工夫あり
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キャリアサポート:
- 開業支援やコンサルティング
- 卒業生ネットワーク
- 自身のホームページ作成支援や情報発信の促進
これらのポイントを総合的に考慮し、自身の目標や状況に最適な学校を選ぶと良いでしょう。