カイロプラクターとしての責任

アメリカではカイロプラクティックは国家資格であるので、一定の基準を満たしていなければ、そもそもカイロプラクターとして働くことはできない。

しかし、日本では国が定める基準は何もなく、もちろん資格もない。完全に野放し状態である。

日本でカイロプラクターとして働くためには何らかの資格が必要と思っている人も多いようだが、そのようなものは一切ないのが現状である。

従って日本でカイロプラクターとなるためには、学校に行く必要もなく、いわんや何らかの資格を取得する必要もない。

中には数週間の「カイロプラクター養成セミナー」を受講して、開業してしまう猛者もいるようだ。

そのような(私から言わせれば)無責任な人たちが、カイロプラクターとしての実力を備えているとは考えにくい。

治せないだけならまだましである。最悪なのは彼らが新たな患者を作り出してしまっているかもしれないのだ。

従って、米国でカイロプラクターとしての教育を受け、その後国家資格(正確には州ライセンス)を取得した人間から見れば、彼らのやっていることは余りにも無謀である。

例えるなら、飛行機操縦のシミュレーションゲームを数週間こなした後、すぐに乗客を乗せてジャンボジェット機を操縦するくらい無謀である。これは決して誇張しているわけではない。

 

カイロプラクターとしての知識と技術を身に付けること。それが、カイロプラクターとして求められる最低ラインである。

そして、カイロプラクターとして自立した後は引退する直前まで学び続けることが、カイロプラクターとしての責任である。

 

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