カイロプラクターとしての資質の一つが客観力

客観力とは物事や現象を客観的に観ることができる力のこと。

ただ、これはなかなか育てるのが難しい能力でもある。

なぜなら、我々には自我があるため、どうしても自己中心的な思考に偏りがちだからだ。

つまり、完璧な客観力を身に付けるには、完全に自我を捨てることが要求される。

これは凡夫の我々にとっては限りなく不可能に近い。

しかし、完璧な状態は不可能としても、それに少しでも近づくことは可能である。

 

カイロプラクターとしての資質の一つが客観力である。

患者の症状を可能な限り客観視することで、より精度の高い診断と治療が可能となる。

一方、客観的の真逆が主観的、すなわち感情的な状態と言える。

心が感情的になっているとき、かなり高い確率で判断を誤るだろう。

感情的な状態を正す唯一の方法は、自分の心の状態を常に監視することである。

まずは自分の心が感情モードにあるのか、それとも客観モードなのかに気づくことから始めるのだ。

我々の心は感情モードがデフォルトになっている。

従って、心に溶け込んでいる感情を観察し、それに気づいた時、その感情は滅してしまう。つまりこの時、客観モードへと心が傾くのだ。

このような、作業を淡々とこなしていくと、徐々に心が客観モードでいることに居心地の良さを覚え始める。

そうなれば、しめたものである。

患者だけでなく、他人と接した瞬間、心は客観モードへとスイッチが切り替わるようになるのだ。

 

 

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